少し前から『濃い』や『特濃』や『濃厚』などの表示をしている『濃い味』を売りにしている商品が流行っています。

節約志向を背景に『お得感』『ぜいたく感』が味わえるなど言われています。

今はスイーツ、飲料、シチュー、スープ、カレー、ラーメンなど様々な商品が出回っています。

私も食べた事があるのですが、やはりこれはこれで美味しいと思います。

しかしながらこれらの過食はいかがなものかと思います。

先ず第一に味の濃いものや油濃いものの過食というのは、胃腸に悪影響だからです。

例えば胃腸に熱がこもってしまったり、胃腸の働きを弱くさせてしまいます。

私たちの考えで、こういう状態が長く続く事により様々な体への悪影響が起きます。

また胃腸の弱りというものは、急性の場合は比較的治るのも早いですが、慢性化するとなかなか症状が治りにくいものです。

更には味覚音痴になってしまう恐れもあります。

慢性的に味の濃いものや油濃いものを過食する事によって、味の薄いものは物足りなく食べれない。食べれても調味料を過剰に入れないといけないという事態に陥る可能性が高くなります。

一旦こうなってからではなかなか元に戻りにくいという話を良く聞きます。

またこうなる事で、慢性的な胃腸の熱や胃腸の弱りを助長させます。

今の時代はメディアで『体にはこれがいい！』と報道されると、すぐに殺到してしまう事が多いです。

例えば今が旬の『塩麹』少し前だとヨーグルト、納豆、ショウガ紅茶………

数え上げればきりがありません。

人それぞれ体質や体の状態は様々です。

絶対的に体にはこれがいい！というものは軽々しくは言えないと思います。

人それぞれ合うもの合わない物は必ずあると思います。

当院ではその患者さまの体質により、どんな食べ物は少し控えめにして、この様な食べ物は少し多めに食べた方がいいです。

という事はアドバイスさせて頂いております。

またどんなものでも過食はいけません。

『過ぎたるは及ばざるが如し』

バランスが一番大切だと私は思います。

胃腸というのは食べ物から全身の動く力を作っている臓腑です。

また１日３回、１年で１０９５回も行う大切なものです。

自分にとって良いものをバランス良く摂る事で体は良い方向へ向かっていきます。

 安積鍼灸院【あづみしんきゅういん】

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