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不眠症と鍼灸 ~西洋医学的な症状・原因・対策~

2012.04.07

今回からは不眠症と鍼灸についてお話ししていきたいと思います。

不眠症(睡眠障害)は現代社会において約5人に1人の割合で発症していると言われています。

当院にもこの不眠症で来院されている方は何人かいます。

いつも当たり前に寝ていたのに、寝る事が難しくなった。寝るっていったいどうしてたっけ?このまま眠れなかったらどうしよう…
…と今まで出来ていた事が出来なくなりとても不安な方が多いです。

 

頑張って不安を吹き飛ばせるように私も毎日一緒に戦っています。

では西洋医学ではこの不眠症はどのように考えられているのでしょうか?

不眠症の症状

不眠症は大きく3つの症状に分けられます。

 

入眠障害

いわゆる寝つきが悪いというタイプです。眠ろうとすればするほど眠れなくなってしまうというタイプです。
考えなくてもいい事を考えてしまい、時間だけが過ぎていきます。
いったん入眠すると、朝までぐっすり眠れます。

 

熟眠障害

眠りが浅く、すぐに目が覚める、夢ばかりみて眠った気がしないというタイプです。
夢の特徴は、恐い夢・焦る夢・嫌な夢・仕事の夢などが多いです。

 

早朝覚醒

朝早く目が覚め、その後眠れないというタイプです。
トイレで目が覚めてから眠れないという方もこのタイプに入ります。

 

睡眠のメカニズム

睡眠ホルモンのメラトニンという物が脈・体温・血圧を下げ、睡眠に適した状態を作ってくれます。
このメラトニンが分泌されていれば、深い眠りにつけるというわけです。

メラトニンが多く分泌されるには、暗い環境が必要になってきます。

このメラトニンの材料はセロトニンという物質です。

セロトニンは体が日光に多く当たる事によって分泌が促されます。

ですので、昼間に日光に当たると言うのは睡眠にとってとても大切な事なのです。

難しい言葉ばかりでややこしくなってきてしまいましたね……

さーっと行きましょう!!

不眠症の原因

簡単に行きますね☆

一般的に言われているのが、自律神経の乱れによる不眠です。
交感神経が活発になり過ぎている為に、眠れなくなります。

詳しくは
自律神経と鍼灸 ~西洋医学~
自律神経と鍼灸 ~東洋医学~  で!

あとは生活リズムの乱れに体が対応できなくなって起きる生理的な不眠。

また、腰の痛み・喘息・アトピーなどの症状が睡眠中にも出現する事による不眠。

ストレスや考え事をすることによる不眠。

などが一般的に原因とされている事です。

不眠症の治療

生活環境に問題がある場合は、それを改善する事が第一です。

次にそれでも眠れない場合は睡眠導入剤などを服用することが一般的な治療です。

次回からは不眠症と鍼灸。東洋医学では不眠症をどのように考えているのかという事をお話ししていきます。

まだまだ寒い中今日もたくさんの方が来院され感謝感謝ですキラキラ

来週からも春の陽気みたいにグングン頑張っていきますチューリップピンク

お花見に行かれる方は暖かい格好をして楽しんで来てくださいねコスモス