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症例集

【case28】主訴 不妊症 |神戸市在住|38歳女性

主訴の状態

  • 32歳の頃に結婚し、なかなか妊娠せず34歳の時に婦人科で子宮内膜症が見つかり、病院ではこれが不妊の原因ではと診断される。
  • この後からピル、ホルモン療法、体内受精、体外受精と行うが、4年間経過しても妊娠は出来なかった。
  • どうしたらよいかと悩んでいたところ、当院の患者さんに紹介され、昨年12月に安積鍼灸院へ来院されました。

問診情報

  • 生理の出血が昔から多く、塊も多かった。
  • 2、3日に1回の便秘になりやすい。
  • 腰が重だるく痛むことが多い。
  • 肩・首のこり、それが悪化すると頭痛が起きることが多い。

治療内容

お腹周りのめぐりを良くするように、足と手のツボに施術。
週二回の間隔で治療を開始する。

治療開始一か月ほどで腰痛を感じる事が少なくなってくる。

二か月後ほどでお通じの頻度が1、2日に1回に頻度が多くなってくる。

治療開始から三か月経った時体外受精を行い、無事に妊娠する。

解説

今本当にたくさんの方がこの不妊症に悩まされています。

実は鍼灸にとって昔から不妊症は大の得意分野なのです。
(但し現代的な患部に直接鍼を打つ、電気やマッサージ…などといった鍼灸ではあまり効果は少なく、当院で行っているような原因をきちっと判別して、ツボを使用して治療できる本当の東洋医学的な鍼灸です。)

元々鍼灸は王様に仕える医師であったのですが、こういう人の子孫繁栄という事は本当に大きな課題と最重要任務であります。

こういった理由で鍼灸での不妊治療というのは昔から研究に研究を重ねられて現代に至ります。

不妊症の原因は東洋医学的に6種類にも細かく分類され、治療法はそれぞれの原因によって全く違ってきます!!

単に温めるだけ、一般的に不妊に効くというツボにだけ鍼をするといった低レベルな鍼灸治療は当院では行っておりません!!

今回の患者さんの場合東洋医学的には、お腹や腰回りの気血のめぐりが悪く滞りやすくなっている事が不妊症の原因でした。
滞っているという所がポイントでした!!

東洋医学的に気滞血?といわれる状態です。

ちなみに…その他の症状の重だるい腰痛も便秘も同じ原因で起きていました。

身体の余分な力を抜き、お腹や腰回りのめぐりを良くし、滞りを改善することで、お腹(子宮など)の状態が良くなり無事に妊娠することができました。

お腹(子宮など)の状態があまりよくなければ、西洋医学的な不妊治療をいくら行っても妊娠しにくい事があります。

今回の様に鍼灸でお腹の状態をよくしてから、体外受精を受けることによってかなり確率はあがるのです!!

実はこの方、当鍼灸院の初診の際にはもう体外受精の日程を決められていて、日にちの制限があったのですが、一回で無事に妊娠されてなによりでした。

病院ではもしかしたら育ちにくいかもしれない…と言われて不安に思われていましたが、これからも鍼灸で身体の状態をきっちり整えていれば、全然問題ありません!!

本当におめでとうございます。

そして無事に出産されるまで一緒に頑張ります?

笑顔の花が満開でした!!