TEL LINE

うつ病と鍼灸を追加しました。

2012.03.26

前回西洋医学からみたうつ病についてお話し致しました。

今回からは東洋医学からみたうつ病についてお話しをしていきます。

前回も言ったように、うつ病の方にとってはいかに薬を減らせるか?という事が長期的な問題になります。

当院にも薬を止めたい。薬を減らしたいというつ病の方がよく来院されます。

 

うつ病の原因

ここは西洋医学とも一緒の点が多いようです。

ストレス・不安感・考え過ぎなどが長期間続く事によって、主に心・肝・脾の臓への気血のめぐりが悪くなります。

特に心や肝という臓は精神的な物と深く関わりを持っています。

この心や肝や脾の臓への気血のめぐりが悪くなる事によって、更に精神状態が悪化するという負のサイクルが起きます。

この事が続く事により、うつ病が発症します。

実にシンプルに言いましたが、基本はこんな感じです。

厳密に言うと10種類以上にも鑑別する事が出来るのですが、あまりにも難しいのでこのくらいで………

 

うつ病の鍼灸治療

西洋医学とは少し異なるのは、

体と心というのは繋がっているという点を大切にするという事です。

風邪をひいてしんどい時、疲れがたまった時など体調の悪い時には、気分が落ち込んだり、不安になったり、イライラしたりすると思います。

逆にすごく体調が良い時は、少しのストレスがあっても、落ち込まず、イライラもしないです。

もう一度言いますがこの様に体と心は密接に繋がっています。

実際に体が極端に疲れ過ぎていると、少しのストレスがかかるだけでも、『うつ病』といわれる様な症状が出る場合があります。

要は体調を整えるとストレスに対して強くなるという事です。

この事を踏まえて、疲れている体を整えるという身体的に。
更には気持ちを安定させたり、安心させたり、落ち着かせるという精神的に。

この両面から治療する事により、抜群に効果が上がります。

あと多いのが、ストレスなどを受け過ぎた時に体の中に余分な熱がこもってしまいます。イライラした時にはカッカと体が熱くなりますよね……

この余分な熱を冷ますのも大事な治療方針です。

うつ病といっても様々な症状があります。

うつ病ではなくても、ストレスや疲れから様々な症状が起きてきます。

現代社会で生きていくには、多少なりとも疲れやストレスというのは切っても切り離せない関係です。

身体的・精神的の両面を治療できる鍼灸で、健康になりましょう☆