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【本日の新患さん 症状紹介01】便秘 腸イレウス・脳梗塞の再発予防 70代 男性

2020.03.23 | Category: 本日の新患さん 症状紹介

【主訴:便 秘、腸イレウス・脳梗塞の再発予防】 芦屋市在住 70代・男性

 

 

〜問診情報〜

 

幼少の頃よりお腹を下しやすい体質

3年前、S状結腸がんを患い、手術(S状結腸全摘)術後より便秘となる。

便秘薬を服用するも2、3日出ず、下剤を使用し排便する状況

排便時は、はじめ硬い便があり、その後ゆるい便が出る。

便意はあるがガスだけが出て排便しないこともしばしば。

1ヵ月前、朝から腹部にぎゅっと刺し込むような痛みがあり、5・6時間続いたために救急へ→術後癒着性イレウスとの診断

脳梗塞となったことから、排便時に力を入れることに不安を感じる

 

〜既往歴〜

 

3年前 S状結腸がん

2年前 ラクナ梗塞(後遺障害はなし)

1ヵ月前 術後癒着性イレウス(腸閉塞のような症状となり胃腸内部に水分が溜まっていた)

 

〜東洋医学的にみたお体の状態〜

 

・もともとの緊張しすい癖や仕事を頑張ってこられた影響から交感神経優位となり、緊張状態が続いたことで筋肉が固まり全身の血液循環が悪くなる。

血の循りが悪くなることで、もともと弱い胃腸にも影響が及ぶ。

また、術後の影響からさらに血の巡りが滞りやすくなっていることも便秘の要因の一つとなる。

・今までの仕事の疲労や加齢からくる下半身の弱り(東洋医学的な腎の弱り)も影響しており、あわせて回復していく必要がある

二便(大小便のこと)を調整する下半身の弱りが出ることにより、夜間の頻尿もあわせて起こっている

 

〜治療の方針〜

 

・胃腸の弱りを回復すること

・緊張をゆるめ、体全身特にお腹周りの血の巡りを改善すること

・下半身の弱りを回復すること

 

まずは、便秘薬を飲みながらでも1日1回の排便を行えるようお体の改善を目標に通院されております。

 

 

 

スタッフ 山副