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アトピー性皮膚炎 ~東洋医学的な症状・原因・対策~

2012.03.03 | Category: お知らせ

前回は西洋医学的にみたアトピー性皮膚炎についてお話しいたしました。

今回からは東洋医学におけるアトピー性皮膚炎の症状・原因・対策です。

 

東洋医学ではまずどのような状態か?どの部位によく出ているか?という事を注意深く確認します。

後にも書きますが状態や部位によって原因の鑑別が出来るからです。

 

まずは小児におけるアトピー性皮膚炎の原因について。

産まれてすぐに発症する小児のアトピー性皮膚炎は、西洋医学的には遺伝的要素、私たちは妊娠時の母親の体調に注目します。

妊娠中にすごい疲労がなかったか?飲食が不摂生でなかった?ストレスを受けていなかったか?

こういう事は小児の疾患の場合大きく関係する事がよくあります。

 

また出産後の母親の精神状態と大きな関わりがあります。

母親がイライラしていたり、不安に思っていたり、せわしなくしていたり……

こういう状態ですと赤ちゃんもストレスを感じてそれが引き金でアトピー性皮膚炎が出現する事があります。

あとはウンチがちゃんと出ているかという事もポイントです。

体に要らないもの、余分な熱を出す働きをしているので、とても重要なのです。

だいたい産まれてすぐ~小学生までに発症する子はこの様な事が深く関係しています。

 

小児のアトピー性皮膚炎の原因はがメインです。

上記のような母体の中での環境や、生後の環境やストレスから体に熱がこもってしまい、そのため皮膚も熱を持ち、かゆみ・赤み・乾燥等が出現します。

治療は先ずは体の熱を取る事を行います。

また子供の気持ちを落ち着かせる治療を行うという事もとても大切です。

 

幼稚園くらいまでのお子さんにはこのような

 

 

刺さない鍼(はり)を使用します。

皮膚に軽く当てたり、かざす程度ですので全く痛くありません

後は食事やその他の生活での注意点もアドバイスいたします。

 

長くなりましたので、次回は大人のアトピー性皮膚炎です。