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アトピー性皮膚炎 ~東洋医学的な症状・原因・対策パート2~

2012.03.05 | Category: お知らせ

前回は小児におけるアトピー性皮膚炎と鍼灸についてお話し致しました。

今回は大人のアトピー性皮膚炎についてお話し致します。

 

大人のアトピー性皮膚炎も原因の大半が体にこもったです。

なぜ熱が原因でアトピー性皮膚炎になるのか、お分かりでしょうか?

 

体に熱がこもる事によって、熱を体の外に出そうという働きが起きます。

排便や排尿、汗などが主にこの働きを司っています。

その他には毛穴など皮膚から熱を放出させます。

排便や汗などが出にかったり、体に熱が多くこもる事により、皮膚からの熱の放出が多くなることによって、皮膚に熱を持ちやすくなってしまいます。

このため、赤みが出たり、水分が蒸発して乾燥するのです。それが長期化する事でかゆみを伴います。

患部を冷やすとかゆみがマシになるのはこのためです。

肌荒れ、ニキビ、乾燥肌、湿疹、蕁麻疹、ヘルペスなどもほとんど同じ理由で起きます。

 

ではなぜ熱が体の中でこもってしまうのでしょうか。

 

これには、様々な原因が考えられます。

まず一つ目。先ほどもお話ししたように排便、排尿、汗が何らかの原因で、出にくくなっている事です。

これらが出ない原因はまた何種類にも分類されるため、難しくなるため今は控えておきます。

 

二つ目の原因は、油濃いもの、辛いもの、味の濃いもの、ニンニクやニラチョコレート、コーヒーや紅茶などの過度な飲食です。

これらの過食は体に余分な熱を溜め込んでしまいます。

外食が続くと肌が荒れたり、チョコレートを食べ過ぎると、ニキビが出来たり鼻血が出たりした経験は誰もがあると思います。

 

三つ目の原因はストレスです。

ストレスがたまり過ぎた時には肝の臓が異常を起こしてしまいます。

花粉症と鍼灸でもお話し致しました。

 

皆さんもイライラした時に、カーッとなるという言葉通り、顔や頭が熱くなると思います。

この様にストレスが長期にわたると体の中に熱がこもってしまうのです。

さらにアトピー性皮膚炎の場合、かゆみによるストレス。人に見られる事に対するストレス。皮膚の状態が気になるというストレスが加わり、更に悪循環になってしまいます。

 

四つ目の原因は睡眠不足や疲労のたまり過ぎです。

やはり疲れを取る最善の方法は睡眠です。

疲れがたまり過ぎると体に熱がこもってしまいます。

例えば電化製品も使い過ぎると熱がこもってきます。これと同じようなイメージです。

アトピー性皮膚炎の治療としては、第一に体の余分な熱を冷ます事です。

また先ほど述べた熱のこもる原因を鍼で治していきます。

 

薬を使用されている方もおられると思います。

状態にもよりますが、いきなり薬を止めると悪化してしまう事もあるので、併用して治療していくこともできます。

鍼灸はつらいアトピー性皮膚炎に対して非常に効果があります。

鍼灸で以前のようなきれいな肌に戻していきましょう☆

 

 安積鍼灸院【あづみしんきゅういん

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