TEL LINE

薬との付き合い方

2012.04.01 | Category: お知らせ

先日長時間電車に乗る機会がありました。

隣には小学生の男の子とお母さんが座っていました。

すると男の子が「なんか気持ち悪くなってきた…」と言っています。

 

そりゃそうです……この子は電車の中でずっとゲームを熱心にしていました。

私はいつも鍼(刺さない鍼も)持っていますので、あまりにもしんどそうなら刺さない鍼をしてあげようかなっと思っていたその時!!

「はいっ酔い止めの薬のんどき~」というお母さんの声が……

 

薬を飲んでまたゲーム再開。

 

十数分後…

今度は男の子が「頭が痛くなってきた………」

「これ頭痛薬やから飲んどきっ」とまたお母さんが……

 

私はかなりの衝撃でした………

誰が考えても、違いますよね。。。

 

電車に揺られる中、ゲームに熱中していたせいで、肝気が上に突き上げ、吐き気が起きました。

薬でその吐き気を止めたので、次に更に上部の頭を肝気が襲い、頭痛が出現したというメカニズムです。

 

このメカニズムが分からなくても、まずは「ゲームを止めて、遠くの方を見てゆっくりしときなさい」ですよね……

 

言われてみたら、全くその通りだ!!と思われるかもしれませんが、実際こういう薬に頼り過ぎている人はかなり多くおられます。

 

例えば食べ過ぎをして胃薬を飲む、ケータイを触り過ぎて頭痛薬を飲む、少しの運動もしないでダイエット薬を飲む、酒に酔い過ぎないようにウコンを飲む………………

少し自分で気をつければ回避できる事も多いと思います。

 

なぜこんな事が多発しているかといえば、やはり薬が手に入りやすくなったからです。

テレビでは様々な薬がおもしろく親しまれやすく宣伝しておられ、薬という抵抗が少なくなっています。

また薬局やドラッグストアやコンビニでも簡単に薬が購入できます。

 

そりゃもちろん薬が必要な場合もあると思います。

しかしながら頼り過ぎは非常に危険であると私は考えます。

 

薬を飲めば治るから大丈夫と、自分の体に対して向き合い自分で何とかしようという意識が低下する。

また薬を飲むことによって、体も薬に頼って働きが弱くなってしまう

この薬に頼り過ぎという事はいい事がありません。

本当に治療が必要な場合にも自分で治ろうとする力が弱くなります

 

私に出来る事は、鍼灸で一人でも多くの方を治す。

ひとりひとりに最善のアドバイスをさせて頂く。という事です。

薬に頼り過ぎず、自分の体を信じれる様な人が増えていくように、私も出来る事を精一杯頑張っていきます。

 

 安積鍼灸院【あづみしんきゅういん

兵庫県芦屋市茶屋之町2番21号メイピース芦屋702

JR芦屋駅から徒歩3分 阪急芦屋川駅から徒歩10分 阪神芦屋駅から徒歩7分

神戸・西宮・大阪からもすぐです。


安積鍼灸院公式ホームページ