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電話番号 | 0797-26-6165 |
予約 | 電話かメールかLINE |
休診日 | 水曜日 |
前回アレルギー疾患の代表的な花粉症についてお話しいたしました。
今回は花粉症の次にお悩みの方が多いと言われるアトピー性皮膚炎についてお話しいたします。
まずは西洋医学におけるアトピー性皮膚炎の原因・症状・対策について。
アトピー性皮膚炎とは皮膚に湿疹とかゆみが慢性して起こるものです。
症状は人により様々ですが、ジュクジュクした汁っ気を伴うもの、カサカサと乾燥するもの、赤みがキツイもの、黒く変色するものに分けられます。
出る部位も膝裏・肘裏・手・顔・首・背中・頭などとバラバラです。
一般的に乳児や小児の場合に膝裏・肘裏に出やすく、大人になるにつれて顔・首・背中・頭など上半身に多でる傾向にあります。
アトピー性皮膚炎の原因は、花粉症と鍼灸
でお話ししたのと同様にアレルギーが大きく関与しています。
アレルギーの原因物質(ほこりやダニ・ペットの毛等)や物理的刺激(毛糸・髪の毛等)に触れることにより、アレルギー反応が起き、ヒスタミン等の刺激物質が出現しかゆみが出現します。
またもう一つはアレルギーと関係が無く、皮膚のバリア機能の低下という事が原因の一つに挙げられます。
皮膚の一番上には角質層という薄い膜があります。
この角質層の中のセラミドという物質がバリアの働きをしているのですが、このセラミドの量が減少する事により、刺激に弱くなりかゆみを引き起こすのだと考えられています。
西洋医学ではアトピーは遺伝的要因が強いと考えられています。
親がアレルギー体質の人は子供もアレルギー体質になりやすいと考えているからです。
アトピー性皮膚炎の西洋医学の治療は、一般的にはアレルギーや炎症反応を抑えるステロイド剤や、免疫抑制作用のある薬剤を使用する場合が多いです。
根本的な治療にはなりませんが、強い力で皮膚の炎症を抑える事が出来ます。
ただし注意点があり、ステロイド剤は非常に強い薬ですので、大量投与や長期投与で様々な副作用が出る場合があります。
特に皮膚の薄い顔などにはキツイ薬は使えません。
塗り薬ならあまり抵抗が少ない方もおられ、医師の指示に反して多量投与をされる方もおられます。
必ず医師に詳しく説明を求め、注意事項をきちんと守らなければなりません。
では次回からは東洋医学におけるアトピー性皮膚炎の症状・原因・対策です。
安積鍼灸院【あづみしんきゅういん】
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