症例集
【case3】主訴 発性のめまい、耳鳴り|50代|兵庫県神戸市在住|女性
主訴の状態
- 突然ぐるぐるした回転性のめまいと、高音の耳鳴りとが出現。
- 同時に吐き気もあった。
- 数時間横になってもあまり改善が無いので、その日のうちに当院で治療する。
問診情報
- 2,3日前から書き物を一日中行っていた。
- 肩がいつもより凝っていた。
- 東洋医学的な原因(証)
- 肝鬱化火 空間左上
治療内容
【初回】
頭の百会左というツボに置鍼
効果:鍼を刺して数分後から吐き気が消失。治療後には耳鳴りとめまいは10→2程度に減少
目や頭を使わず、ゆっくり眠り次の朝には症状はすべて消失。
解説
この方の場合、症状が起きてすぐに治療を受けて頂いた事もあり、一回の治療で症状が治まりました。
集中的な書き物によって、頭の特に左側に気の滞りが起きてしまいました。要は肩を急に凝らし過ぎたのです。
その滞りを改善して、全身へ気をめぐらせる鍼をいたしました。
めまいや耳鳴りは肩を凝らしすぎると起きる場合があります。(もちろん他の原因もあります)
この様な状態をそのままにしておくと、慢性的なめまいや耳鳴りに変化してしまいます。
疲れ過ぎて何か症状が出る前に疲れを取っておく事は、とても大切なことなのです。