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更年期障害と鍼灸 ~東洋医学的な症状・原因・対策~

2012.06.06 | Category: お知らせ

前回は西洋医学からみた更年期障害を簡単ですがお話ししました。

今回は東洋医学からみた更年期障害についてお話ししていきます。

更年期障害でお困りの方も鍼灸院に非常に多く来院されます。

やはり更年期障害や自律神経失調症等のように様々な症状が出たり、
人により症状がバラバラであったり、複雑だからでしょう。

鍼灸では問診や脈診、舌診、ツボの反応など様々な観点から体を診て治療をしていきます。

診察に時間をかけてやっと本当の原因は何か?という事を見つける事ができます。

では東洋医学では更年期障害をどのように考えているのか?
という事をお話ししていきます。

更年期障害の症状

ホットフラッシュ・冷えのぼせ・肩こり・腰痛・頭痛・めまい・耳鳴り・不眠・動悸・息切れ・便秘・下痢・のどのつまり・全身倦怠感……

精神症状(イライラ感・不安感・抑鬱感・やる気の低下)

など様々な症状がでる可能性があります。

これらの症状の状態や経過など細かく理解しておかなければなりませんが、ひとつひとつの症状について治療していくのでは非常に時間がかかってしまいます。

ホッとフラッシュのツボ、肩こりのツボ、めまいのツボ、動悸のツボ……と全部やっていくわけにはいきませんよね。

では鍼灸ではこんなたくさんの不定愁訴をどのように治していくのか?

続きます。


更年期障害の原因

いわゆる更年期という時期に女性の体は大きく変化します。

西洋医学的にはホルモンバランスの変化という言葉ですが、東洋医学にはホルモンという言葉は有りません。

臓腑で言えば『腎』と言われる所が深く関係しています。

腎臓とはまた少し違います。

詳しくは 五臓六腑とは?
で☆

この『腎』という臓腑は、体の元気を出す所であり、加齢によって弱くなってしまいます

また女性の生理とも大きな関わりを持っています。

一般的に女性が閉経するのは、この『腎』の弱りが大きく関係しています。
もちろん他にも原因はありますが……

この腎の弱りが起きる事が更年期における最大の体の変化という事になります。
これは女性にだけという訳ではなく、男性にも起こります。

この腎の弱りが引き金となり、体の中や臓腑の間でバランスが崩れてしまいます。

西洋医学でいう自律神経のバランスの乱れという事です。

例えば、腎の弱りから胃腸の働きや全身の力の低下につながると、動悸・息切れ・便秘・下痢・全身倦怠感やる気の低下などが起きる事もあります。

また腎の弱りから、気が上に上に突き上げる事により、ホットフラッシュ・冷えのぼせ・肩こり・頭痛・めまい…等が起きる事があります。

 

更年期障害の治療

更年期障害の治療もやはり何が真の原因か?
という事をはっきりさせ、その原因を治していくというのが最重要です。

例えば腎の働きの弱りがメインなら、腎の働きを改善させる治療を行います。

これはやはり、その人の体の状態を知らないとはっきりとは分かりません。

この更年期障害は様々な症状が起きますが、真の原因は一つか二つといった程度の場合が多いです。

これらの症状は枝葉にすぎないので、本当の原因について治療する事によって、様々な症状の改善が可能です

実際当院に来院されている更年期障害の患者さんも、すぐに全部の症状がなくなるというのは難しいですが、鍼により体の状態が良くなっていくと、出ていた様々な症状が無くなっていっています

この様に様々な症状がでる更年期障害でも、鍼灸は大いに効果があります。

誰もが経験する体の大きな変化を、鍼灸で整えてみませんか?

 

 安積鍼灸院【あづみしんきゅういん

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