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頭痛と鍼灸 ~東洋医学的な症状・原因・対策~

2012.03.20 | Category: お知らせ

前回は西洋医学的からみた頭痛についてお話し致しました。

今回からは東洋医学・鍼灸における頭痛についてお話し致します。


頭痛の分類

私達の臨床では非常に多く接する機会があるこの『頭痛』。。。

よく起こる頭痛だけでも10種類以上もの原因に分けられる事が出来ます

何が原因であるのか正確に分からないと、治療を行ってもあまり効果が出ません。

その中でも大きく、外からの刺激による頭痛体の中に原因がある頭痛に分けられます。

外からの刺激による頭痛

外からの刺激というのは具体的に、冷え・熱・湿気などです。

皆さんも一度は、ものすごく寒い時に頭痛になったり、暑すぎるとのぼせて頭痛が起きたり、雨が続いた時に頭痛が起きるなど経験された事はあると思います。

治療としては、それぞれの刺激を体の中から外に出す治療を行います。

例えば冷えが入ってきて症状が出てる場合は、体を温めて冷えを外に出すという感じです。

鍼灸でこんな事ができるなんて不思議!!と思われる方も多いと思います。

ここで注意して頂きたいのが、勝手な判断で、よし。これは冷えからだから温めよう。という判断は危険です。

真逆で悪化する場合もありますので、これは絶対に止めて下さい。

当院に来て頂いて興味のある方にはきちんとした対処法をお伝えいたしますので。


体の中に原因がある頭痛

これは様々な種類があるので代表的な物だけ。

この時期に一番多いのは、やはりのぼせが原因の頭痛です。

頭や目などを使い過ぎる事によって、気が上に上がってしまい、渋滞を起こし、熱化して頭痛が出現します。

この場合の治療は上にのぼせ過ぎている気を下に下げます。

またバレンタインデーやホワイトデーなどの行事が続くこの時期、飲食不摂による頭痛も多いです。

これは味の濃い物や甘い物の過食により、胃腸に熱がこもり、その熱が頭を襲い頭痛が出る物。

また食べ過ぎることにより、胃腸の働きが弱り、頭まで栄養を送れなくなる事が原因の頭痛もあります。

この場合は胃腸にこもっている熱を冷ましたり、胃腸の働きを良くする治療を行います。

最後に女性に多い生理前の頭痛のメカニズムです。

いわゆる月経前症候群(PMS)というやつですね。

生理という物はとても肝の臓と関わりが深いのです。肝の臓ってという方は こちらを

生理に向けて体の準備をするので、普段より肝が異常に活発に働きます。

そのために気の滞りが生じて、頭痛・肩こり・めまい・イライラ感・肌荒れ……など様々な症状が出ます。

この様に頭痛と言っても何種類にも分かれ、治療法も変わってきます。

正確に原因を調べ適切な治療を続ける事で、頭痛が起きにくい体に変化していきます。

 安積鍼灸院【あづみしんきゅういん

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